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『どんな人でも買わずにはいられなくなる「欲望直撃」のしかけ』(殿村美樹・著)を読みました。

どんな人でも買わずにいられなくなる「欲望直撃」のしかけ 一般教養
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『どんな人でも買わずにはいられなくなる「欲望直撃」のしかけ』(殿村美樹・著)を読みました。

この本は、PRプロデューサーの殿村美樹さんが、「売れる」ための「まったく新しい“魔法のノウハウ”」を、営業・販売の第一線でがんばっている若い人たちに伝えるために書いたという本です。

殿村さんは、「今年の漢字」「佐世保バーガー」「うどん県」「ひこにゃん」などのプロデュース・PR戦略を行ってきた人。これまで手がけた事例のうち25の成功例を、5つの「“欲望”を直撃するしかけ」として分類し、そのメカニズムを解説してくれています。

事例に共通しているのは、消費者の隠された“欲望”を刺激することで成功したこと。

“欲望”というと、なんだか生々しいですが、本書で取り上げられているのは、

「負けたくない」
「褒められたい」
「安心したい」
「感動したい」
「一人だけ取り残されたくない」

の五つ。別にいかがわしい領域に踏み込まなければいけないというわけではないので、ご安心ください。自分の売りたいものやサービスを、この五つの欲望という観点から見つめ直してみるだけで、道が拓けてくることもあるかもしれません。

ただ、問題は、それだけでは解決しない場合。

本書の成功事例の多くは、本来売りたいと思っていた人たちからターゲットを変え、その変更先のターゲットの欲望を刺激した結果です。しかし、それが可能となったのは、殿村さんのひらめきや、これまでのノウハウ、人脈によるところが大きく、簡単に真似できるものではなさそう。

この、ターゲットを設定し直すというテクニックに関しては、殿村さんの別の著書『売れないものを売る ズラしの手法』で書かれているかもしれませんので、期待しつつ読んでみるつもりです。

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どんな人でも買わずにはいられなくなる「欲望直撃」のしかけ

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