仕事始め1日目の職場のおやつは「ベビースター妖怪ラーメン」だった。4連のベビースターラーメンの妖怪ウォッチ版。
ラーメン丸タイプなので、オフィスでもバッチリである。ちなみに「とことん!ひゃくれつチキン味」とのこと。特に百裂感はなかったか普通においしかった。
で、これだけでは何なので、今日はジバニャンの配色を考えてみたい。かねてから、まとまっているような、不安定なような、不思議な色使いだと思っていたのだ。
主な色は、朱色、白、黄、紫、水色。
白を除いた色を色相環上に置いてみた。水色、黄、紫がきれいな三角形を形成し、そこに水色のほぼ補色にあたる朱色が入っている。
なので、全体として見ると調和する配色と言えそうだ。また、水色と朱色という対照的な色の組み合わせは非常に目に心地よい。
なのに、ジバニャンの配色が時折不安定に見えるのは、ボディの朱色と腹巻の黄、また朱色と耳の内側の紫がそれぞれ「中差色相配色」にあたるからではないかと。
手前味噌だが、中差色相配色の解説はこちら。リンクをクリックすると、別サイトの「試験に出る色彩用語」に飛びます。
類似系でも対照系でもない色使いは、シュヴルールやムーン-スペンサーなど、「変化と統一」のバランスを重視する西洋の色彩調和論からすると、中途半端で不調和とされます。
要は、中途半端に似ている色は、西洋的な色使いに慣れた人には気持ちが悪い、という話。
しかし、中差色相は日本では古来より使用されてきた配色。たとえば、平安時代の貴族の衣装などだ。
ということで、ジバニャンの配色は非常に日本的、言い方を変えればジャジャジャジャジャポンであったという話。
対比のために、こんど、メリケン妖怪のトムニャンの配色も分析してみたいと思う。
あ、そうそう妖怪ウォッチのベビースターラーメンは、昨年の末に近所のダイコクドラッグで買った。4連で、100円だった。