昨日の配色技法クイズに、色彩検定2級頻出の「スプリットコンプリメンタリー」を盛り込み損ねましたので、今日はそれに特化したクイズを作ってみました。
[問題]
①~⑥のうち、スプリットコンプリメンタリーに該当する配色には○、該当しない配色には×をつけてください。
[解答と解説]
スプリットコンプリメンタリーとは、ある色相と、その補色関係にある色相の両隣(色相差1~2)の色相を組み合わせた3色配色です。スプリットコンプリメンタリーを構成する色相環上の3点を線でつなぐと、二等辺三角形になります。
それでは、以上をふまえて解答を見てみましょう。8:Yなどの記号は、PCCSにおける色相を表しています。
①○
8:Y(黄)とその補色である20:V(青紫)の両隣の色相にあたる19:pB(紫みの青)、21:bP(青みの紫)の組み合わせとなっており、スプリットコンプリメンタリーに該当します。
②×
該当しません。ビビッドな18:B(青)と2:Y(赤)と白の組み合わせは、トリコロール配色よばれる明快な3色配色の代表例です。
③○
18:B(青)とその補色である6:yO(黄みのだいだい)の両隣の色相にあたる5:O(だいだい)、7:rY(赤みの黄)の組み合わせとなっているので、スプリットコンプリメンタリーに該当します。
④×
色相環を3等分する24:RP(赤紫)と8:Y(黄)、16:gB(緑みの青)の組み合わせとなっており、これはスプリットコンプリメンタリーではなくトライアドに該当します。
⑤○
①の配色の明度と彩度を落としてグレイッシュなトーンにしただけで、色相は8:Y(黄)、19:pB(紫みの青)、21:bP(青みの紫)の組み合わせですので、スプリットコンプリメンタリーに該当します。
⑥×
左の2:R(赤)と中央の14:BG(青緑)が補色の関係になっているため、スプリットコンプリメンタリーとは言えません。
ということで、以上、スプリットコンプリメンタリーに関するクイズでした。昨日の配色技法クイズ同様、サンプルの色は日本色研さんのページの色相環から拾ってきたものです。
この後控えている試験本番でも色相環が見られたらいいのに・・・と、弱気が頭をもたげてきたので、このへんで。とりあえず全力出し切ってきます!