2013年夏季の色彩検定2級に独学で合格しました。この記事では使った教材や学習期間、勉強法について書いてみたいと思います。
合格通知票が届いた
6月23日に受験した色彩検定2級の合否通知票が、7月25日に届きました。合格でした!
これが合格通知票です。模範解答と配点が記載されています。
点数は書かれていませんが、模範解答・配点とメモっておいた自己解答を照らし合わせた結果、200点満点で193点となるようです(4問落としました)。
カラーコーディネーター検定1級ホルダーとして、色彩検定2級で9割以上取れなかったとしたら格好がつかないなあと思っていたので、ほっとしました。
さて、次は、1級です。通知票の裏面に記されていた2013年冬季検定の案内によると、1級は1次試験が11月10日(日)で2次試験が12月15日(日)とのこと。
1級公式テキストはすでに購入済みなのですが、9月末のTOEIC終了までは、色彩の勉強は封印しようかと思っていました。
しかし、10月から色彩検定1級の対策をするとなると、試験までは1ヵ月と10日しかないことになります。ちょっとこれは対策を考えないといけません。
色彩検定2級の使用教材や勉強法
その前に、色彩検定2級独学合格までの道のりを振り返ってみたいと思います。
色彩検定の受験を思い立ったのは、カラーコーディネーター検定1級(商品色彩)取得直後の今年2013年の1月です。主な動機は、カラーコーディネーターと色彩検定の両方を知っておきたいというものでした。
使用した教材は、公式テキスト最新版と過去問題集5年分。ただ、5年分と言っても、パックで安く買える2005~2007年、2009・10年のもの。直近の2011年と2012年のものは使っていません(安くならないかなあと待っていて、そのまま忘れていました)。
ちなみに、色彩検定2級は公式テキスト準拠の試験で、試験問題は公式テキストの最新版から出題されます。
現行の公式テキストは2009年に改訂されているので(注:2013年の受験当時)、それ以前の2005~2007年の問題には合わないものもあるのですが、6割程度は使えるという印象でした。
勉強法は、
・まずテキストをざっと読み
・過去問を見て(解かない)、出題箇所をテキストにマーキング
・マーキングした箇所を中心にテキストを何度か読む
・過去問を解いてみる
・間違った箇所をカード化して暗記
というものでした。まずは過去の出題箇所をテキストに反映させて、とっつきやすくするのがコツです。
ちなみにこの方法は、カラーコーディネーター検定1~3級受験にも使いました。
ただ、色彩検定2級の場合、この勉強法だけでは戦えないことが試験1ヵ月前ぐらいに判明し、焦りました。配色問題など、色見本や写真を見て解答する問題が解けなかったのです。
カラーコーディネーター検定と色彩検定の違い
カラーコーディネーターは、色の判断がそれほど厳密にできなくても合格点が取れる試験です。試験ではカラーチャートが配布され、問題用紙の色見本には、表色系記号が書かれています。
それに対して色彩検定は、色見本を見ただけで、色相やトーンがある程度特定できなくてはいけません。テキスト巻末の「JIS慣用色名」も暗記する必要があります。
この色を見る目をどうやって養うかが課題だったのですが、JIS慣用色に関しては、「マインドマップ」が威力を発揮しました。テキスト掲載の61色を系統色名に従って分類してみたのです。
それでも覚えられない色は、別途ブログ記事として取り上げてみたり。人に説明するつもりで整理すると、記憶の定着がよいみたいですね。
トーンや色相の違いによる色の微妙なニュアンスは、PCCSのトーン区分図や色相環を繰り返し描いたり、「新配色カード」をパラパラめくったりしているうちに身についてきたような気がします。新配色カードは、2級試験では必要ないのですが、買っておいてよかったと思いました。
さらに、過去問の色見本にPCCS記号を書き込んでいくというのも、なかなか効果的だったような気がします。これは試験の3日前に思いついて、もっと早くにやっていればと後悔したものでした。
いやはや、こうして振り返ってみると、勉強に着手するのが早かったわりには、肝心なポイントが抜けていて、直前でかなりバタバタする羽目になったことが分かりますね。
1級は過去問を研究して、計画的に対策せねばと思います!