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色彩検定1級1次試験対策○×クイズを作ってみました

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いよいよ明日は色彩検定1級1次試験。テキストもかなり読み込んだし、自作の暗記カードもほぼ憶えたし、ということで、今朝はあやうくボーッと過ごしてしまいそうになったので、○×クイズを作ってみました。

公式テキスト前半、配色イメージより前のページから、頻出項目から出ないかもしれない重箱の隅的項目まで、目についたところを拾って13問。直前チェックにお役立ていただけましたら幸いです。

【問題】

Q1 江戸時代には、庶民の贅沢を禁じる奢侈禁止令が出され、濃い色の染色はすべて禁止されていた。

Q2 オストワルト表色系の等黒系列による配色は「シャドウシリーズ」と呼ばれる。

Q3 測色の機器で、人間の眼に対応するセンサにあたる分光測光器を用いた機器を視感色彩計という。

Q4 杆体から接続している双極細胞は、神経節細胞と直接結合していない。

Q5 水晶体が白濁すると暗いところでものが見にくくなるので、高齢者が働くオフィスなどでは1000lx以上の照度が推奨される。

Q6 絵画に描かれた炎の色は、カッツの色の様相の分類によると「光輝」にあたる。

Q7 テレビモニターのRGBをxy色度図上に示すと、Rの色度座標はx=0.21 y=0.71となる。

Q8 L*a*b*表色系のa*b*は色相と彩度を表し、「クロマチックネス」と呼ばれる。

Q9 オストワルト表色系は、混色系の色彩体系である。

Q10 ISCC-NBS色名法のレベル1の色は、バーリンとケイの基本色彩語にオリーブとブラウンを足した13色である。

Q11 SD法において、評定尺度ごとの回答平均値を出して図式化したものをイメージマップという。

Q12 色光の純度が低下すると、色相に変化が生じ赤みを帯びて見えるようになる現象を、アブニー効果という。

Q13 ヘルソン-ジャッド効果は、私たちが日常生活でよく体験する現象である。

【解答】

A1 × 奢侈禁止令は、紫、紅色などの華美な染色を制限していた。藍染めは濃い色でも許されていた。

A2 × 「シャドウシリーズ」は等純系列による配色の別名。等色相三角形では、無彩色軸と平行する縦の系列です。

A3 ○ 杆体から接続している双極細胞からの信号は、アマクリン細胞によって神経節細胞に伝達されている。

A4 × 水晶体が濁ると、暗いところでものが見にくくなるというのは正しい。ただ、光の散乱によりまぶしさを感じやすくなる側面もあるので、明るくすればいいというものではない。幅広い年齢層が働くオフィスなどでは、800lx前後が適切。

A5 ○ 実際に光を発していなくても、輝いて見える場合は「光輝」になる。

A6 × テレビモニターのRの色度座標は、x=0.67 y=0.33。x=0.21 y=0.71はGの色度座標。

A7 × L*a*b*表色系のa*b*は「クロマチック指数」。「クロマチックネス」はNCSにおける理想的な色との類似度のこと。

A8 ○ オストワルト表色系は、混色系。あらためて問われると「えっ?」となりがちなので、しっかり押さえておきましょう。

A9 × バーリンとケイの基本色彩語は、白、黒、赤、黄、緑、青、茶、紫、ピンク、オレンジ、グレイで、ブラウン(茶)が含まれている。ISCC-NBS色名法にあって、バーリンとケイの基本色彩語にないのはオリーブとイエローグリーン。

A10 × 分光測光器を用いた機器は「分光色彩計」という。視感色彩計は、混色による測色法のための機器の総称。

A11 × 評定尺度ごとの回答平均値を図式化したものは、イメージプロフィールという。イメージマップは、因子を軸にした空間に、評価対象を因子得点により位置づけたもの。

A12 ○ 色光の純度の変化→色相の変化を表すのはアブニー効果。色光の強度の変化→色相の変化を表すベゾルト-ブリュッケ現象との区別に注意。

A13 × ヘルソン-ジャッド効果は、有彩色の照明下で色順応を行った後、灰色の色票を観察すると、色票の明度が背景より高い場合は色光と同じ色に、色票の明度が背景より低い場合は色光の補色に見える現象。照明光に高い純度が必要なので、日常生活で体験することはまずない。

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