「Python」なるプログラミング言語がある、と最初に知ったのは2018年ぐらいだった気がします。
ド文系40代後半Excel中級程度ながら、ITでリスキリングをもくろんでいた当時の私は、
↓
数学とアルゴリズムが分からなすぎて基本情報技術者試験に挫折
↓
文系でもITストラテジストならいけるかも!
となぜかIPA高度試験に挑戦するも挫折
↓
→基本情報に再チャレンジしつつExcelマクロの習得に励む
のように迷走しながら、その筋の人々が参加する勉強会に首を突っ込んだりしていました。
いやあ、勉強会後の交流会では、同席した人々に「まったくのプログラミング初心者なんですけどどうしたらいいですかね?」みたいな質問をしていました。思い起こせばご迷惑以外の何ものでもないですね。
親切にも「プログラミング初心者はPythonがいいですよ」と言って、書籍「退屈なことはPythonにやらせよう」を勧めてくださった方もいたのですが、ジュンク堂で同書を手に取ってみて、秒で投げ出しましたし。本当に申し訳ない。当時にタイムスリップして自分の頭を後ろからはたきたいです。
その後、家人がPython習得に乗り出しヤギ先生の「Python1年生」を買ったので、それを借りて何となくおみくじアプリを作成するところまで進んだことはありました。
ところが、私の意欲は長続きしませんでした。
というのも、たいていのPythonの教科書は、まず環境を整えるところから始まるじゃないですか。これが低スキルで物ぐさな人間には超面倒くさい。
その後、基本情報技術者試験も2019年に表計算選択で何となく合格しましたし、会社の仕事はExcelで事足りますし、
「Pythonねえー。できた方がいいんだろうけど、ま、いいか」
となってしまったのでした。
しかし、そんな私にもPythonを使う日々が訪れるかもしれません。マイクロソフトがExcelにPythonを統合したというのです。2023年8月22日に「Python in Excel」の「パブリックレビュー」が公開されました。
【拡大予定】米Microsoft、「Python in Excel」のプレビューテストを開始https://t.co/FaiUD4ysku
PythonとExcelの分析が同じExcelグリッドに統合され、Excelのリボンから直接Pythonにアクセスできることで、使い慣れたExcel環境で高度なデータ分析ができるという。 pic.twitter.com/h4Qa44lNbZ
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 23, 2023
デモみたいなものでしょうか。8月31日現在、適合したバージョンのOfficeがあれば、「Microsoft 365 Insider builds」なるものに参加して、Excel上でPythonを動かしてみることができます。
対象はOffice365のみです。Office2019などの固定のライセンスは対象外である模様。
IT関連のYoutubeチャンネルでさっそく解説動画が公開されています。ざっと見たところ、数式バーやセル上にPythonのコードを書くだけで、データ集計やグラフ作成ができるようですね。
従来のようにPC上に環境を構築する必要がなく、Excelマクロのように別ウィンドウを立ち上げる必要すらありません。これならば私のような物ぐさな人間もPython入門を果たすことができそうです。
※2023/09/02追記:いつもパワークエリやピボットの解説でお世話になっているYoutubeチャンネル「ExcelドカタCH」さんの動画が公開されました。
seabornライブラリの「ペアプロット」を使って、サンプルデータから一気に複数の散布図を描き上げるところが解説されています。pythonってこんなに便利だったのか……。
残念ながら私のOfficeのライセンスは「Microsoft 365 Insider builds」に適合していないので、今のところ試すことはできないのですが、近い将来、職場で使うようになるかもしれません。
ということで、来るべき日に備えてひとまずProgateで忍者わんことPythonの学びなおしをすることにしました。
Pythonチュートリアルも活用して、基本的な考え方を押さえておこうと思います!さあ今度はマスターできるかな?