4月4日リリースの『高慢と偏見とゾンビ』のDVDを観たのでその感想。いや、いろんな意味で文句なし。期待以上だった。
この映画、内容紹介だけ見ると、かなりトンデモ感がある。18世紀のイギリスでゾンビとかカンフーとか。なので、観る前は、これは外す可能性もあるなあと思っていた。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
名著「高慢と偏見」をゾンビアクションに改編したベストセラー小説を映画化。ゾンビウイルスが蔓延する18世紀のイギリス。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な人との結婚を夢見ながら、得意のカンフーでゾンビと戦う日々を送っていたが…。
Amazon高慢と偏見とゾンビ [DVD]の内容紹介より
しかし、クラシックなドレスをまとった美人姉妹たちが、ゾンビと闘うシーンはただただ圧巻。これを撮りたかっただけ、というのでも構わない。美しい。また、ダーシー(サム・ライリーかっこいいな)とリズの絡みは、ラブストーリーとしても極上ではないかと思った。
あと、ゾンビ描写もほどよいグロさで文句なし。設定(歩くとか走るとかその他の生態)が斬新なところも気に入った。キーワードは「代替」。私の場合、最近、断酒を始めたばかりで、ノンアルビールとか炭酸水をお酒の代替品として過ごしているので、ゾンビに妙な共感を覚えたりもして。
なお、原作小説の下敷きになっている古典『高慢と偏見』は、読んだことがない。Wikipediaであらすじを押さえて、人物相関図を整理しておいただけだが、それでも楽しめた。
ただ、オリジナルを読んでいたらもっと楽しめたのではないかと推測されるシーンが、結構あったような気がするので、そこは勿体なかったかも。今後、小説を読んで検証してみたい。