去る7月23日に東京商工会議所の「eco検定(環境社会検定試験)®」(以下、「エコ検定」)。を受験しました。世間では、なぜ受験するの?と、その理由を疑問視する人もいるようですが、少なくとも私は受験する必要がありました。この記事では、私がエコ検定の受験を決めた理由を書いてみることにします。
※この記事は、2017年3月23日に書いた記事を、2021年11月18日に編集したものです
eco検定受験時、私は、エネルギーと関わりがある会社の中で電力データ集計の業務にたずさわって10年目でした。なので、かねてから、「環境」なるジャンルの知識は仕入れておいた方がよさそうだとは思っていたものの、「知らなくても仕事に支障はなさそう」ということで、なかなか勉強を始めるきっかけが見出せませんでした。
環境だエコだロハスだ地球にやさしいだを唱えている人が、どうもうさんくさいような気がするという偏見もありましたし。地球温暖化とか資源の枯渇とかいう話は、再生可能エネルギー業者の陰謀じゃないかと思っていたぐらいです。
そんな私が考えを変えるきっかけになったのは、英検の勉強です。英検の準1級、1級の問題には、エネルギーや地球環境といったテーマが頻繁に登場するんですね。
もっと細かく言うと、水資源の確保とか、農業の持続性とか、再生可能エネルギーの開発とか、生物多様性の問題なのですが、英検の勉強を通じてそれらのテーマに触れるうち、「あれ、もしかして、このままだと、人間の住環境はどんどん悪くなる?」と、危機感を抱くようになったのです。
会社に環境関連部署が新設された!
そんなところへ、環境の知識を仕入れる強力な理由ができました。勤務先の組織や事業内容が変更になり、「環境なんとか部」という部署が新設され、そこに配属されることになったのです。
転属にあたって、上司から環境を勉強しろとの指示はありませんでした。ただ、何となく、環境についての基本はなぞっておいた方がよさそうな気がしました。社内で食いっぱぐれてもイヤですし。
勉強の方法として、まず考えたのは読書です。しかし、それぞれのテーマにつき、専門の本を読むとすると、どれだけ時間がかかることでしょう。第一、本の選択の基準が分かりません。
何年前ぐらいまでの本なら、新しいと言えるのか?
エコを推進している人もいれば、まやかしだという人もいる。誰を信じればいいのだろう?
さて、どうしたものか。そんなふうに悩んでいた2017年3月のある日、家人(夫)が「こんなものがあるみたい」と紹介してくれたのが、eco検定だったのです。
エコ検定を受けてみよう
私は、これまで、何かを勉強する場合に、もしその筋の検定があるならば、それを利用するという手段を取ってきました。
例えば、色彩を学ぶ場合は、カラーコーディネーター検定、色彩検定。英語を勉強する場合は、TOEICや英検です。
理由は、その方が効率がいいから。検定試験には、公式テキストや問題集があるので、それらを読んだり解いたりすることで、その分野の基本的な知識を身に付けることができます。
また、試験の日が決まっているので、集中して取り組むことができるのもメリットです。そういった視点からすると、環境を学ぶのにeco検定を受けるのは最適ではないかという気がしました。
調べてみたところ、エコ検定の2016年度の合格率は約70%。大半の人は2ヵ月程度の勉強で合格しているという話で、敷居も低そうです。
そして当時、公式テキストが2017年1月に改訂版(第6版)が発行されたばかりだったという点にも心が動きました。「古くて役に立たない情報を学ばされているのでは?」という不安があると、学習に身が入りませんからね。
ということで、eco検定を受ける理由は十分にあると確信し、公式テキストと公式問題集を買ってきたのが、2017年の3月下旬でした。
テキストをざっと眺めたところ、地球についての基礎知識、さまざまな環境問題、行政や企業の環境への取り組みなどが学べることが分かり、わくわくしてきました。
また、EMS(環境マネジメントシステム)やCSRの知識などは、業務に関わりなく身に付けておいて損はなさそうです。これはいいものに出会ったと思いました。
ひとつ難を言うと、eco検定合格者に与えられるという「エコピープル」の称号、これはちょっと気恥ずかしいなと思いましたし、今でも思っていますが、まあ肝心なのは、何を学べるかということですしね。
ともあれ、こうして、私とeco検定の関わりは始まったのでした。
【2021年11月追記】
eco検定の受験者はその後増え続け、2019年の受験者は年間約3万人でした。2006年の試験開始から累計で約48万人が受験しています(2019年時点)。
テキストは2年に1回のペースで改訂され、2021年現在の最新版は改訂8版。習得すれば、最新のエネルギー・環境関連のニュースについていけるだけの鮮度を保っています。引き続きおすすめです。