以前このブログでご紹介した『デザインを学ぶ3 文字とタイポグラフィ』と同じシリーズの、『デザインを学ぶ1 グラフィックデザイン基礎』を図書館で見つけたので借りてみました。
一般的に「グラフィックデザイン」の対象とされるポスター、書籍の装丁や誌面、商品パッケージ、ロゴマーク、ピクトグラム、キャラクターなどの作り方を、その構成要素となる形、色、文字の基礎の基礎から教えてくれる本です。
色については、「配色デザインの基礎」として、20ページが割かれているのですが、これがけっこう充実してて、驚きました。
色の三属性の話がサラッと語られ、色の対比効果や、色の心理効果、PCCSのトーン区分、トーン別のイメージ、さらには色相環を使った配色技法など、色彩検定2~3級レベルの情報がコンパクトにまとめられており、「色と模様を使った画面構成」のワーク付き。
もしかすると、画像ソフトを使った経験のある人なら、この20ページを読んだだけで、配色のコツがつかめるかも。何だか、カラーコーディネーター検定3級から始めた自分は、ものすごく回り道をしてきたような気にさせられたのでした。
他に興味を惹かれたのは、キャラクターデザインの項目。魅力的なキャラクターを生み出すためには、姿と名前だけでなく、年齢、性別、誕生、住まい、仕事、性格、好きな食べ物、家族、恋人、ライバルなど、背景や世界観もしっかり設定することが重要であることが語られています。
その基準に、私がイラストを描いている『素材屋小秋』のマスコットキャラクター「ピクじろう」を照らしてみるとどうなんだろう、ということで、ここでピクじろうの設定を書き出してみることにしました。
- 名前:ピクじろう
- 仕事:素材屋小秋の小間使い
- 年齢:30,009歳(太古からいたらしい)
- 誕生:ピクちゃんワールド(仮称・南米はジャブローの近辺にあるらしい)
- 性格:うっかりしている
- 趣味:コスプレ、発明
- 特技:分身の術、巨大化
- 好きな食べ物:麻婆豆腐
- 家族:社長(亭主)、専務(私)、犬山さん(謎)
- 恋人:いない
- ライバル:いない
自身のコンテンツ内に登場させるうち何となくできた設定なので、場当たり的というか、整合性がないというか。しかもサブキャラのビジュアルが未定のため、登場する時は、いつもぼっちであるという。
うーん、さっぱり人気が出ない原因が分かってきたような気がしますが、今後どうすればいいのか。とりあえずガールフレンドを作るのはイヤなので(これが姑根性か)、サブキャラ「犬山さん」のキャラを作り込んでみようかと思った次第です。
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デザインを学ぶ1 グラフィックデザイン基礎