6月4日の日曜日、大阪フェスティバルホールで行われたTHE ALFEEのコンサート『BEST HIT ALFEE 2017 春フェスタ』に行ってきた。アルフィーのライヴは7年ぶり。
前回見た春のツアーは、フェスが建て替えの最中で大阪国際会議場での開催だったので、フェスで見るのはもっと久しぶりだ。
今日は、彼らのコンサートからしばらく足が遠のいていた理由、そして春フェスタ大阪の感想を書いてみたい。
7年間アルフィーのライヴに行かなかった理由
ちなみに私は、2000年頃に初めてアルフィーのコンサート(年末の大阪城ホールだったと思う)に参加し、彼らの音楽性と面白味に目覚めた比較的歴史の浅いファン。以後数年は、横浜の夏の野外イベントも含め年に1度は必ず彼らのライヴに足を運んでいた。
それが2010年を最後にいちど中断してしまった理由としては、2010年の『新世界 -Neo Universe-』の後しばらくアルバムが出なかったこと、亭主(80年代半ばからのアルフィーファン)がタカミーのソロプロジェクトの影響で洋楽メタルに目覚め、私もつられて中学以来のメタル趣味に回帰してしまったことが大きい。
これはこれで一つのジャンルだとは思うのだが……。
例えばHELLOWEENなんかを聴いてしまった後では、線が細いとしか思えず。
2011年以降も、春コンに行こうと思ったことはあった。しかし、ハロウィンか誰かの来日とかぶっていて、アルフィーの方を断念した記憶がある。
確かタカミーのメタルソロは、中断した夏イベの不在を埋め、ファンの裾野を広げるという趣旨だったはずだが、我が家の場合、メタル方面への出口になってしまったようで。他にもそういう人はいたんじゃないかと思うが、どうだろう。
2017年6月4日大阪フェスティバルホールのTHE ALFEE春フェスタの感想
しかし2017年、またチケットを取ったのは、2015年にリリースされたアルバム『三位一体』と、後に続くシングルに「あれ?久々にちゃんとアルフィーしてる」という印象を持ったので。このへん上手く言えないのだが。
そして迎えた6月4日大阪フェスティバルホールの感想は、アルフィーはやっぱりアルフィーだなあというものだった。オープニングアクト(?)のThe KanLeKeeZ(ザ・カンレキーズ)が約3時間の公演のうち1時間を占めていた点は前回と違うけど、あとは変わらず魅力的だったり、グダグダだったりする3人がそこにいた。
あ、グダグダというのは、演奏じゃなくて合間のコントとか出し物のことです。春コンは、そういった要素が少なくて、もっとタイトだったという記憶があったので、意外だった。
まあ、当日引き換えたスペシャルチケット裏面によると、通算フェスティバルホールでの公演は54回目になるらしいのでねー。私が観たのはそのうち数回にすぎないので、今回のが原則なのかもしれない。
ちなみにスペシャルチケット表面。公演ポスターと同じデザイン。サイケでいいね。
セットリストとしては、メタル3連発(“悲劇受胎”“American Dream”“ジェネレーション・ダイナマイト”)で幕を開けたこと、大作“DNA Odyssey”“Nouvelle Vague”が聴けたこと、この曲は大阪がいちばん映えると言って“Flower Revolution”が演奏されたことが嬉しかった。
あと、ラストを飾った新曲の“あなたに贈る愛の歌”もしみじみよかったなあ。
ということで、何だかんだ言いつつ「また来てよかった」と思えた7年ぶりのアルフィーライヴ。彼らがそこにいるだけで嬉しいという、私にとってこのバンドはそういう位置づけになっているのだなあということを実感した1日だった。
ステージ上で“メリーアン”までアレンジして展開されたグッズ宣伝コーナーにもかかわらず、お土産を何も買わなかったのはごめんなさいだけど。今回の春フェスタのポスターと同じデザインで、サイズが合うTシャツがあれば絶対買ったと思うのだが、アルフィーってそういうグッズ展開ないんだよね。残念。