2014年2月15日土曜日、新大阪の色彩検定協会で開催されたA・F・Tセミナー「インテリア空間の色彩」の午前の部を受講してきました。今日はそのレポートと感想を。
このセミナーは、京都府立大学 環境デザイン学科教授の佐藤仁人(まさと)先生を講師に迎え、人がインテリアに求める居心地の良さと色彩の関係や、インテリアにおけるアクセント色の役割、最近の照明の傾向について学ぶというもの。
大阪会場と東京会場の開催があり、大阪は、2月15日にA・F・T新大阪研修室で、午前と午後の2回にわたって開催されました。当初は午後からの1回のみだったのですが、希望者多数で、午前の部が追加開催されることになったのです。
私が申し込みをしたのは、午後の部がすでに満席で、追加開催が検討されているという段階。キャンセル待ちのリストに載せてもらっていたところ、追加開催が決定し、受講できることになったのでした。
ということで、やってきました新大阪。A・F・T新大阪研修室が入っているニッセイ新大阪ビルの最寄り出口は4番出口です。改札を出てすぐ左手にコンビニ(デイリーマートヤマザキ)があります。
こちらがニッセイ新大阪ビル。この16階が今日の会場です。
ニッセイ新大阪ビルへのアクセスは、大阪市営地下鉄新大阪駅からが便利。4番出口を出て、連絡通路を歩いて1~2分ほどでたどり着くことができます。
ロビーのビルのテナント表示版に色彩検定協会の文字。いよいよです。
会場に到着したのは、受付開始10分後の9時40分。事前に届いていた案内ハガキを受付の方に渡し、セミナーのレジュメとアンケート用紙をもらいました。A・F・Tセミナーに参加するのは初めてだということで、緊張していたのですが、スタッフの方はにこやかで親切でひと安心。
セミナー室に入ると、すでに3~4人の参加者の方の姿が。講師席に近く、プロジェクターが見やすい席を確保し、室内を観察しつつ待っていると、他の参加者の皆さんも続々と到着。「お久しぶり」などの声も聞かれ、常連さんが多いのかな?という雰囲気でした。
そして、10時ぴったりに講師の佐藤仁人先生が登場。
近年、住宅の基調色(天井、壁の色)がより白くなっていることを調査データをもとに示し、その原因を探るというところから、講義がスタートしました。
実は、始まった当初は、2時間半も集中力が持つか不安でした。というのは、先生の語り口調がとてもソフトで、調査データの解説の部分は正直少し単調だったからです。
しかし、講義が進むにつれ、「おお!」「そうなのか!」の連続で、気がつけば、あっという間に終了時刻の12時半が過ぎていたという印象。
学んだことは多いのですが、とりわけ、検定テキストで学ぶ色の進出・後退感(赤は進出して見える、青紫は後退して見るというあれです)が、どんな場面にもあてはまるものではないことが体感できたのは、大きな収穫でした。
諸々、詳しくお伝えすることができないのが残念ですが、講義で紹介されていた佐藤先生の実験の概要のPDFが公開されていましたので、シェアさせていただきます。
住宅インテリアにおける基調色の白色化の心理・生理的影響 その1
CG 画像による青年層と高年層を対象とした印象及び許容性の評価実験
ということで、今日は、2月15日土曜日に新大阪で開催されたA・F・Tセミナー「インテリア空間の色彩」のレポートと感想でした。
協会公式サイトによると、対象者が「色彩に興味のある方」ということだったので、もっとライトなものを想像していたのですが、ものすごく充実した内容で大満足。今後開催のA・F・Tセミナーにも足を運んでみたいと思います。