勤め先の同じフロアの、私も含む派遣メンバーの間には「お茶当番」なる制度があって、一週間交代でポットの給湯、郵便物受け取り、神棚の榊の水換えなどを担当しています。
郵便物の受け取りは、別フロアにあるメールボックスから取ってくるというものなのですが、そのボックスの傍らには、フリーペーパーの『シティリビング』が「ご自由にお取りください」と積まれていまして。いつの頃からか、メンバーの人数分のそれを郵便物といっしょに持ち帰るのが、お茶当番のならわしとなっております。
今思ったのですが、なんとなく始まった習慣で仕事が増えちゃってることってありそうですね。『シティリビング』は自分もチェックしたいし、手間もかからないのでいいのですが、気をつけようと思いました。
それはさておき、2012年3月9日号の『シティリビング』の特集は春のファッション。この春は「優しいシャーベットカラーから鮮烈なビビッドトーンまで」様々な色があふれているとのことです。
まず、「シャーベットカラー」ですが、掲載されている服の写真を見るに、カラーコーディネーター3級テキストに、1960年代初頭の流行色として登場する「シャーベットトーン」と同じと考えてよさそうですね。
テキストでは、「冷菓のシャーベットを思わせるライトカラー系の色」と定義されており、ピンク、クリーム、ペパーミントグリーン、スカイブルーが具体例として挙げられています。
ピンク | クリーム | ペパーミントグリーン | スカイブルー |
あれっ、Web上で公開されている色見本を参考に、色名をそのまま16進コードに置き換えてみたんですが、あんまりシャーベットぽくなりません。
ということで、最近お気に入りの画像ソフト”Inkscape”を使って、それぞれ明度を上げ、彩度を下げてみました。
#ffe5eb | #fffabb | #cdf8f5 | #b9e8f7 |
シャーベットカラーは、特定の色相ではなく、特定のトーンを表します。CCICのトーン図でいうなら、各色相のこのあたり。
ということで、今日は、『シティリビング』で「愛され系の淡い色」として紹介されていたシャーベットカラーを教科書的に説明してみました。ビビッドカラーについては、また日をあらためてご紹介することにします。