6月22日に、色彩検定(2014年夏期検定)を受験した皆様お疲れ様でした。予定通りですと、合否通知がそろそろ届き始める頃ではないでしょうか。
で、思い出したのは、昨年の今頃、冬期試験で1級にチャレンジしようとテキストを買ったはいいけれど、本当に合格できるのかなあと不安だったことです。独学で行こうと思っていたのですが、大丈夫かなあ?とか。おそらく、今回2級合格を果たし、次は1級だ!という皆さんも同じような不安を抱えているのではないでしょうか?
そこで今日は、2013年に色彩検定1級・2級に合格した私が1年前を振り返り、色彩検定1級の勉強法や、使用した教材、出題傾向などをご紹介することにしました。まずは、色彩検定1級とはどんな試験かという形式的な話を中心に。Q&A形式でお届けします。
Q1 色彩検定1級の試験日はいつ?
1級には1次試験と2次試験があり、1次は11月、2次は12月実施です。3級、2級と異なり、冬季のみの実施。年に1回しかないので、万が一不合格になり、再チャレンジするとなると、1年引きずるところが怖いところです。
Q2 1次試験と2次試験はどう違うの?
一次試験はマークシート方式で、最後の1問だけが記述式。「記述式」といっても、単語を文字で書くだけで、何かを論ぜよという話ではありません。ごく大雑把にいうと、2級の問題から配色の問題を抜いて、ぐっと難しくした感じです。
他方、1級2次試験は、記述式で「実技」を含みます。ここで言う「記述」も、記号や単語を書くレベル。「実技」の内容については、次のQ3でご説明いたします。
Q3 色彩検定1級2次の「実技」って何をするの?
「実技」は、要は色紙の切り貼りなのですが、大きく2種類に分かれます。
①視感測色問題
問題用紙に印刷されている小さな色付きの四角(8~10個ぐらい)を切り取って、カラーチャートの空欄のあてはまる部分に貼ります。色のわずかな違いを自分の目で判断する力が求められます。
②カラーカードを使って、色を指定する問題
カラーカードとは、「新配色カード199a」のこと。会場で問題用紙とともに配布されますので、解答欄の大きさに合せて切り取って貼ります。
どこにどの色を貼るかについては、独創性やセンスは全く問われませんので、ご心配なく。ある程度の暗記さえこなしておけば、設問に書かれたさまざまな条件から、解答は原則一つに絞り込めるようになっています。
Q4 1級の1次と2次は別々に申し込まないといけないの?
色彩検定1級の受験申込をしたら、1次も2次も同時に申し込んだことになります。ただし、1次不合格の場合、2級の受験資格が与えられません。1次合格者には、11月末に、合格通知兼2次試験受験票が送付されます。
Q5 1級2次試験に不合格だったら翌年は1次から受験し直し?
いいえ、2次に不合格でも翌年に一からやり直す必要はありません。色彩検定では1級1次試験に合格し、2次試験に不合格になった場合や、または2次試験を欠席した場合は、その後2年間に限り1次試験が免除になるシステムがあります。
すなわち、1次試験に合格した人は、翌年とその翌年は、1次試験をすっとばして、2次試験から受けることができるのです。ただし、その場合も、受験料は安くなりません(ちなみに15,000円)。
Q6 色彩検定1級の受験会場はどこ?
色彩検定の受験地はこちらの通りです(色彩検定協会公式サイト)。
1次試験は、2級3級と同様、各都道府県に一つは会場が設けられていますが、注意しなければならないのは2次試験。札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡の6エリアのみの実施です。
ちなみに私は、大阪会場(天満研修センター)で受験しました。アクセスや周辺の様子は、過去記事でご覧いただけます。
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色彩検定1級2次試験大阪会場へのアクセスを写真付きでご紹介
Q7 今(7月)から始めて今年の冬季で1級合格を狙える?
色彩検定2級合格を果たした方なら、十分狙えると思います。私は、2級受験直後に1級公式テキストを購入し、9月末までに何度か眺めて全体を大まかに把握、10月から重要事項の暗記に入りました。
1ヶ月早く始めてるじゃん!と突っ込まれるかもしれませんが、9月末まではTOEICの勉強で忙しく、ほとんど時間が取れなかったんですよね。6~9月の勉強時間は、実質1ヶ月分にも満たないと思います。
というところで以上、色彩検定1級を受けてみようかな?と思った時に、不安になりがちなポイント7つをQ&A形式でまとめてみました。受験をお考えの皆さんのご参考になりましたら幸いです。