2015年12月13日に実施された第206回TOEIC公開テストの結果です。リスニング475点リーディング450点の925点でした。
前回(2015年4月の第199回)受験時より35点アップでついに900点突破。目標を達成したので、ひとまずTOEICは卒業とします。「新新TOEIC(※1)」前の滑り込み成功!やれやれ。
ということで、この記事ではTOEIC890点から925点に至るまでの英語勉強法をまとめてみることにします。
とにかくディクテーション
公式問題集6冊分のリスニングパート(Part1~4)の音声をディクテーション(聴き書き、というかタイピング)しました。その際に気をつけたのは、可能な限り長いかたまり、できれば1文聴いてから音声を止めて書くこと。書くときに冠詞とか語順、時制とかを考えるので、文法の勉強にもなったと思います。
公式問題集が終わった後は、韓国のTOEIC問題集の音声をダウンロードして、それを素材にディクテーションしました。本は持ってないので、正確に聴き取れたかどうかは不明です。
しかし、同じ方法で勉強していた亭主の聴き取り文と照らし合わせたところ、大きく間違ってはいなかったので、よしとしました。
ETS TOEIC 公式実践書 LC+RC 1000の音声ダウンロードページ
TOEIC定期試験既出問題集(LC+RC 1200)の音声ダウンロードページ
日本語訳を見ながら英作文
ディクテーションが一通り終わってしまった後は、公式問題集の日本語訳を見ながら英作文をしてみました。何度も聴いたり読んだり買いたりした英文なのに、あまりに再現性が低かったのには我ながら笑いました。
ここでの素材は、リスニングパートとリーディングパートのPart5。長文のPart6と7にも挑戦してみましたが、これは挫折。
『一億人の英文法』アプリを投入
書籍版を通読した後、アプリが発売されたのを知って購入。
このアプリ「確認テスト」は、ばらばらのボタンで表示された単語をタップで並べ替えて正しい文を作る方式で、ゲーム感覚で楽しめます。一時期は、電車の中でこればっかりやっていました。
『スマート990』で語彙を増強
その後、どうも語彙が貧弱だなあということで、ジャパンタイムズから出てる『TOEIC TEST英単語スマート990』をマスターしました。当初は書籍版を使っていたのですが、習熟度を確認するためにアプリ版に移行。
このアプリ、はじめは有料(2016年1月6日現在890円。買った時も確かそのぐらいだった)の割には使えないなあという印象でした。
「スマート学習」という機能があるのですが、何回か試してみても書籍版の1ページ目の単語から出題され、全然スマートじゃないじゃん、ということで。
しかし、そこをぐっとこらえて、何度もトライしているうちに、他の単語も出題されるようになり、一度最後までクリアすると、全ての単語がランダムに表示されるようになる。
なお、このスマート990もディクテーションの素材にしました。やっぱり書くと定着度が違いますね。
しゃべれなくても900点は突破できる
ということで、以上、2015年4月にTOEICのスコア890を取得してから、今回、925点を達成するまでの間に実践した学習内容をまとめてみました。
ディクテーションは、890を取る以前から着手していたのですが、語彙の強化や英作文は昨年の4月以降に始めたことなので、それらのどちらか、または両方に900突破のヒントが隠れているのかもしれません。
ところで、スピーキングの練習は一切していません。
リスニングのために、ある程度英語音声を真似てシャドーイング、音読ができるぐらいの発音や音の連結・脱落の感覚を身に付けている必要はあると思います。
しかし、スピーキングとライティングがないTOEIC公開テストでは、自ら発信する能力は問われないのです。
よって、とりあえず900点というスコアを獲得するのが最優先という人は、スピーキングの練習はとりあえず置いといていいんじゃないかと。
特に、スカイプ英会話や英会話学校でのフリートークは、スコアアップに貢献しないどころか、時間を食うだけ有害ではないかという気がします。
※1)新新TOEIC:2016年5月より実施される新しい出題形式の公開テストの通称。会話問題の話者が3人になったり、長文問題のパッセージが3つになったりするらしい。